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Q1.特殊教育を『特別支援教育』と呼ぶことに変わったそうですが、特殊教育とは違った教育になるのですか?
 いい方を変えただけのことでしたら、それほどの期待はできませんが、教育のあり方などが変わったのだとすると、特殊教育とは、どこがどう違うのですか?
A1.
 特殊教育では
、対象とする障害を限定して障害種別ごとに指導していましたが、特別支援教育では障害別を問わず、教育上特別な支援を必要としている手ども全員を対象とし、盲・聾・養護学校は『特別支援学校』と改編されて、各種障害児を受け入れられるようになります。

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Q2.新聞やテレビの報道によると、特別支援教育とは、LD・ADHD・高機能自閉症児の教育のことだと解釈され、私もそう思っていましたが、違うのですね?
A2.
今まで放置されていた
LD・ADHD・高機能自閉症児障害児等を教育の対象としたことで、大きな話題を呼んでいるのです。今までの対象児にこれら障害児も加わったと考えればよいのです。

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Q3.聾児の親ですが、聾学校が遠くて通学が困難です。近くに養護学校があるのですが、養護学校に入学することが可能になるのですか?
A3.
 生活圏内にある学校
に通学させるというのも、特別支援学校設置の目的です。その養護学校に聾教育の専門家が在任している場合は可能になる筈です。

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Q4.今春小学校に入学する障害児の母ですが、小学校でも、障害に応じた適切な指導が受けられるのですか?それとも、障害児の学校に行かなければならないのでしょうか?
A4.
 小・中学校には特殊学級と通級指導教室
があり、その地域により受け入れ方は違いますが、基本的には障害別を問わず指導することになります。どの学校が適切かの判断は、本人の状態によります。

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Q5.特殊学級と通級指導教室は、どこがどう違うのですか?
  どちらで指導を受ければよいのかの判断は、どなたかにしていただけるのでしょうか?
 また、自分で判断しなければならない場合の判断基準は何ですか?
A5.
 特殊学級は基本的には
、終日その学級で指導を受ける所であり、通級指導教室は通常の学級で授業を受けながら週2〜3回、決められた時間に教室に通い、障害に応じた指導を受ける所です。どちらにするかは、専門の先生の判断と、親の意見を総合して決めるのが望ましいです。

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Q6. 特別支援教育は、特殊教育を更に発展させ、教育の内容や制度を充実した教育で、障害児を持つ親たちは、安心して学校や先生にお任せできるのですね。
 それとも、いろいろな改革に伴う新たな問題や克服しなければならない課題があるのでしょうか。また、親は何をしなければならないでしょうか?
A6.
 特別支援教育の目指す方向
は評価できます。しかし先生の配置等は地方に任せられて、地方格差が拡がっています。
 先生と親が協力し合うことが求められますので、力を合わせ、みんなのために働く姿を子どもに見せて、子どもの心を育てるよい機会との見方もできます。これが親の会の目標の一つでもあります。

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