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ことばを育む会のあゆみ

言語障害児をもつ親の会の歩み・・30周年記念誌・・抜粋

第3節

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T 第二期全国親の会執行体制

3.全国親の会会長交替と全難言協

昭和61年度の全国ブロック長・会長会議は、3年振に平岡事務局長が出席されましたが、小林会長が病気欠席の中で開かれました。そこで役員改選が行われ、新会長には辻久視東北ブロック長(秋田県親の会会長)が選出されました。大森小時代から数えると実に30年ちかく親の会会長の重責を担ってこられた小林初代会長に代わって2代会長の誕生です。関東からの会長を望んだのでしたが果たされず、全国会員の興亡を担っての、辻会長・平岡事務局長時代の幕開けになりました。そのために、「会長選出のブロックに事務局をおく」という規約を改正して、今まで通り関東ブロックの親の会の方々に事務局をお願いすることになりました。

この年、水戸で開催された全難言協全国大会茨城大会は、全国親の会にとって歴史に残る画期的な大会になりました。第8分科会「保護者との連携分科会」では、助言者に平岡全国親の会事務局長、行木千葉大講師(全国親の会事務局)、関口茨城県言語障害児をもつ親の会会長(全国親の会関東ブロック長)の3氏、司会は金田さん(全国親の会事務局)と長野県の小出先生です。そして辻全国親の会会長、土谷、宮田両ブロック長をはじめ多くの親の会会員に、熱心な言難担当の先生方が大勢参加され、白熱した論議で盛り上がりました。さらに、全難言協会長の寺田先生も出席されていて、通級制実現のため親も先生も総力をあげて取り組むことを誓い合ったのです。今まで個々の教室や地区での連携は言われてきても、全国レベルで全難言協と全国親の会とのエールの交換は新しい歴史の幕開けになりました。これらのことは、今大会事務局長の加藤先生が全国親の会事務局のメンバーで、両者の懸け橋の役割を果たしてくれた力があってのことですし、また行木先生のご主人久男先生が、自家用車で平岡事務局長を千葉の自宅から送り迎えしてくれた陰の支えがあったからこその大会でした。

この全難言協大会以後の全国親の会事務局会議は平岡宅で行われました。昭和62年3月29日は平岡事務局長がふとんに横になりながらの会議になり、次の日から入院され、翌4月22日、ついに還らぬ人となられました。"巨星落つ"まさに全国言語障害児をもつ親の会のための戦場で殉死です。全国会員とともに心からご冥福をお祈りするとともに、しっかりとそのご意志を受け継ぐことを誓い合いたいと思います。会報「ことば」112号で辻会長が弔辞を述べ、113号で追悼号を特集しました。



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