V 親の会とそれを取りまく環境
3.全国特殊教育振興大会
全国特殊教育推進連盟に、全国言語障害児をもつ親の会が単独で加盟しているのではありません。「日本てんかん協会」「自閉症児親の会全国協議会」「日本筋ジストロフィー協会」「難聴児をもつ親の会」「全国心臓病の子供を守る会」との6団体で《全国病弱・障害児の教育推進連合会》を組織して、その全国病障連の名で、全特連に団体加盟しているのです。ちなみに全特連加盟団体は、全国特殊学校長会・全国特殊学級設置学校長協会・全国盲学校PTA連合会・全国聾学校PTA連合会・全国精神薄弱養護学校PTA連合会・全国肢体不自由養護学校PTA連合会・全国痛弱虚弱教育学校PTA連合会・全日本精神薄弱者育成会・日本肢体不自由児協会・全国肢体不自由児(者)父母の会連合会・全国重症心身障害児(者)を守る会・全国視覚障害児(者)親の会・そして全国病障連の13団体で構成されています。
平成元年度の全国特殊教育振興大会は国立教育会館で開催され、全国病障連を代表して(6年に1回の機会)発表することになり、土谷さとる副会長が悲願の「通級制の実現」を提案しました。(要旨は会報ことばの128号)
臨教審の答申を受けて、従来はややもすると特殊学校中心・重点の特殊教育界にあって、はじめて特殊学級の充実が大会スローガンに登場したのもこの年からです。
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