W 親の顔の発展
1.全国親の会の組織改編・名称変更
昭和43年8月4日、第5回言語障害児をもつ顔の会全国協議会全国大会で、組織改編・名称変更が提案されました。
改正案の内容は、
1) 会の名義変更
『全国言語障害児をもつ親の会』と称する。
2) 全国ブロック制の施行
北海道・東北・関東・東海・北陸・関西・中国・四国・九州の9ブロックとする。
3) 各都道府県親の会分担金拠出
でしたが、( 1)、2)は承認されたものの、3)は負担に耐えられないという県の親の会があって、継続審議となりました。
同年11月3日、第1回ブロック長会議が開催され、分担金の条文の入った会則改正案を審議、原案通り可決されました。
当時の会報に、「会則改正が承認されたのだから、会則に盛り込まれていた分担金拠出は自動的に承認されたことになる」という解説があるところをみると、各ブロック長が傘下の親の会の意見を集約して会議に臨んだのではなかったようです。
事務局の作戦勝ちというところでしょうか。
負担金拠出に苦労した親の会もあったようですが、これによって、現在の単一組織の全国親の会ができあがり、会報、パンフレット発行の飛躍的充実、全国大会の各地持ち回り開催など、現在の活動パターンができあがりました。
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