X さらなる発展を願って
3.阪神大震災被災地への義援金募金
平成7年1月17日未明、突如阪神地方を襲った大地震は、想像を絶する多くの人命を奪い、甚大な損害を被りました。そして同地の言難教室やご家族が多く被害を受けられました。なかには住民の避難所となっているため、新学期が始まっても指導開始の予定がたたない教室もあり、計り知れないご苦労があったようです。被災各地の教室では、教室の機器類が使用不能になったり、修理の必要が出たりということが多くありました。全国親の会では、「全難言協」と「全国難聴児をもつ親の会」と共同して募金活動を起こし、教室の指導が一日も早く復活できるように応援することになりました。数カ月の間に500万円をはるかに超える金額が集まりました。しかもその内6割以上が全国言語親の会からの善意でした。土谷副会長は、会報「ことば」の巻頭言で、会員の好意に厚くお礼を申し上げ、『たかが言語親の会、されと言語親の会』と結んでいます。
そして、この義援金は、被災地の言難教室に配分して渡されました。もちろんそこに言語親の会があるかないかは無関係です。
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