第一分科会「ことばの発達に心配のある子」〔92名〕
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コーディネーター 中川信子さん(子どもの発達支援を考えるSTの会代表)
提案者 福島県 宍戸さん 山形県 東海林さん
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参加者が90名を超える大盛況のなかでのお二人の発表と先生からのお話しがありました。
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第二分科会「はっきりしないことばのある子」(構音・口蓋裂)〔46名〕
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コーディネーター 梅村正俊さん(山形県言語臨床教育相談室室長)
提言者 茨城県 内田さん 山形県 稲毛さん
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稲毛さんは、「ことばを話すということを、特に意識したこともありませんでしたが、ことばは生活の中で、愛情の中で繰り返し学び、習得するものだと考えさせられました・・・こどもの心に寄り添った指導をしていただいたことばの教室に感謝します」と結ばれました。
40余名の分科会はあたたかい雰囲気の中で、親の会らしい話し合いがもてました。
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第三分科会「聞こえに心配にある子」(難聴)〔66名〕
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コーディネーター 南村洋子さん(横浜国立大学講師)
提言者 島根県 津田さん 岩手県 小笠原さん
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小笠原さんは、子どもさんから「お母さんも聞こえなくなったら、私の気持ちわかるよ。みんな気持ちわかったふりして・・・でも、聞こえるようにならないかな〜」と娘さんからのメッセージにどう応えるかを悩んだと・・
60名を越す分科会では、うなずくお母さん方の姿が印象的でした。
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第四分科会「ことばが出にくい子」(吃音)〔44名〕
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コーディネーター 藤島省太さん(宮城教育大学教授)
提言者 静岡県 宮崎さん 宮城県・言友会 平塚さん
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お二人ともに、ことばが出にくくて悩んだ経験を持つ提言者。平塚さんは、「・・15歳の時に不登校となりました。そのときに初めて親に吃音の悩みをカミングアウト・・・子どもの立場からすると親に自分の苦しみをわかって欲しい・・苦しみを受け止めて欲しい・・」先ず、家族からの理解を。
宮崎さんは、娘さんの吃音のことを、「小学校の入学最初の学級懇談会で思い切って話しました・・その後、保護者の方々や、同級生からの吃音への理解が深まり順調な生活を・・」と周囲への働きかけが理解を生んだと。
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第五分科会「ことばでのやりとりが苦手な子」(コミュニケーション上の課題:かん黙、自閉的傾向、ADHD、LD等)〔115名〕
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コーディネーター 神田秀人さん(山形県福祉相談センター所長)
提言者 北海道 福井さん 青森県 竹ケ原さん
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竹ケ原さんは、お子さんA君が4年生のとき、市の文化センターでの合唱発表会に皆と一緒の舞台に出ました。お子さんがゆらゆら揺れたり、声をだしたりで他の生徒さんや親ごさんに申し訳なく感じたと。ところが後日の学級での参観日に「発表会で一番うれしかったことは、はじめてA君と一緒の舞台に立てたこと」との級友の発表に、親として救われたような・・・本当に協力学級の子どもたち、先生に感謝の気持ちがいっぱいですと。
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第六分科会「特別支援教育を考える」〔44名〕
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コーディネーター 花輪敏男さん(山形県立上山高等養護学校校長)
提言者 徳島県 伊坂さん 宮城県 門脇さん
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門脇さんは、宮城県の小学校の先生です。特殊教育から特別支援教育への移行の現場、自分の学校、地域の様子を具体的に発表なされ、特別支援教育へ向う課題等を提示いただきました。
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第七分科会「親の会の役割と活動」〔29名〕
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コーディネーター 大森克成さん(全国ことばを育む親の会副会長)
提言者 熊本県 古城さん 秋田県 辻さん
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大森さんの提案で、二つのグループに分け10人ほどで話し合いました。
古城さんは、次のような課題を提示いただき、これについて話し合いました。
親の会の活性化=以前頑張った先輩たちは、活発だったが、今は、元気が無い。
役割と、活動、古く新しい⇒直面している課題である。
各県で抱えてる課題は=(1)会員になる人が少なくなっている
(2)役員のなり手がない。
(3)ぐんぐん引っ張ってくれるリーダーがいない。
これらの課題に向って話し合われました。
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各々の参加者が、考えできることから実践して、2年後に報告しあいましょうと確認しあいました。
参加者は30名に満たないほど少数でしたが、熱のこもった、具体的な話し合いが出来ました。
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